「虫歯や歯周病を予防するには、“PMTC”という歯科で行なわれる専門的な歯のクリーニング方法が最も効果的だ」とよく言われますが、この方法ではまず歯と歯茎の間にべったりと付いて通常のお手入れでは取り除くことのできない“歯垢”と呼ばれる細菌の固まりや、その“歯垢”に唾液中のカルシウムが加わって白いカスのようになって固まった“歯石”を、丁寧に手作業で取り除いていきます。
歯の見た目を美しくするには、このような歯の基本的なクリーニングは欠かせないもので、ホワイトニングなどの施術も、歯に付着した汚れを一旦すっかり取り除いて“歯本来の健康な状態”を取り戻した上で行なわれます。
そこで、ここでは“PMTC”というクリーニング方法をさらに詳しくみてみることにしましょう。
“PMTC”というのは、“Professional Mechanical Tooth Cleaning ”の略で、歯科医師や歯科衛生士が専門の器具とフッ素入りの薬剤を用いてクリーニングすることで、歯と歯茎の間に溜まった歯垢が取り除かれ、歯の表面も磨かれて汚れも付着しにくくなります。
手順としては、まず歯と歯茎の状態が正常かどうかのチェックを行なって、次に染め出し液を使って実際にどのあたりに歯垢が付着しているかをチェックし、それを患者に見せながらどうやって磨きにくいところをきれいに磨いたらよいかという指導を行ないます。
この状態でまだ歯ブラシでは完全に落とせない部分が残っているために、次は研磨剤を使って歯の表面や歯と歯の間、付け根の部分などを、三角チップやデンタルフロス、ラバーカップなどという特別な器具を使ってきれいに磨き上げます。
最後に水や空気を吹き付けて、研磨剤をきれいに洗い流し、虫歯予防と歯質強化のためにフッ素を塗布しておきます。
日本で市販されている歯磨きの約7割には、フッ素化合物が含まれていると言われていますが、就寝前に使用することによってフッ素の効果がより高まるようです。
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